いよいよベスト8の戦いが始まります。いずれも強豪国ばかり。
ちょっと遅ればせながらになりますが、ワールドカップをより楽しめる配信番組を紹介します。
こちらはブラジル代表チアゴ・シウバとクロアチア代表ルカ・モドリッチが出演している「キャプテンズ」(全8話)
各地域を代表する6人のキャプテンの目を通したワールドカップ20220カタール大会の出場をかけた予選大会を追ったドキュメンタリーです。FIFA+が制作し、NetflixとFIFA+のアプリで見ることができます。
#Netflix の新作サッカードキュメンタリー。
『 #キャプテンズ 』
憧れの舞台を目指した6カ国の代表キャプテンのリアル。
華やかなチームの顔であり、最も孤独な存在。
だからこそ、その生きざまや言葉に心奪われる。#これもNetflix— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) November 24, 2022
(Twiiter:@NetflixJP)
ブラジル代表主将チアゴ・シウバ
ワールドカップ"出場"ではなく"優勝"を義務付けられたサッカー王国ブラジルは、この番組の中でも「ブラジルには2億人のコーチがいる」との言葉が出てくるのですが、世界一厳しい批判を受ける代表チームです。そのキャプテンの重責を担うのがチアゴ・シウバ。ブラジル代表のチッチ監督も認めるリーダーシップの持ち主です。
彼には本国で開催された2014年ワールドカップ ブラジル大会の苦い記憶が。
カード累積で出場停止にドイツに敗れた決勝、しかも7-1という屈辱的なスコア。
あの大会は準々決勝のコロンビア戦でネイマールが負傷し離脱は確かに大きかったですが、それよりも守備の要で主将のチアゴ・シウバがいないことの方が大きかったように思いました。
彼自身のキャリアの中ではクラブでリーグ優勝、チャンピオンズリーグ優勝、代表ではコパ・アメリカ優勝など数多くのタイトルを獲得してきました。けれど一つ手にしていない大きなタイトルがワールドカップの栄冠です。
ブラジルという特別な国のプレッシャーは想像できないくらい大きなものだと思いますが
「ブラジル代表の主将であることは誇りだ」
「腕章をつけてなくても僕は主将だ」
と語っているのが印象的で、言葉少なくシャイな姿の中にも芯の強さを感じました。
クロアチア代表主将ルカ・モドリッチ
ルカ・モドリッチは幼少期、爆撃や身近な人との別れなど辛い体験の中でサッカーに出会い夢中になりました。旧ユーゴスラビアから独立後の紛争の中で成長した生い立ちとサッカーとの関わりやキャプテンとして代表チームを支える姿が映し出されます。
モドリッチのキャプテンシーと人となりを見せるエピソードとして、不調のためメンバーから外されて意気消沈している若いゴールキーパーに「ミスを恐れるな、ミスをしない人なんていない、君は優秀なキーパーだ」と叱咤激励するワンシーンがあるのですが、このキーパーこそがベスト16の日本戦に出場し日本のPKを3本止めたドミニク・リヴァコヴィッチだったのです。この時の挫折とモドリッチの言葉が本戦で最高のパフォーマンスに繋がっていたんですね。
サッカー選手としては小柄な体ですがプレーでは人一倍走りチームを鼓舞し、細やかな気遣いで選手をサポートする姿はサッカーチームのキャプテンとしてだけではなく人として尊敬しかないです。
その他にもガボン代表ピエール・エメリク・オーバメヤンなどを追いかけています。
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国政が不安定だったり、その国の中でサッカーというスポーツの置かれている状況やチーム内での選手たちの意識の違いなど、それぞれ問題を抱えながらキャプテンとしての責任を背負ってワールドカップ出場を目指して戦っていく姿は、日本代表を応援するのとはまた違った角度から見ることができて見応えがあるドキュメンタリーなのでぜひおすすめです。