昌子源がフランス、リーグ・アンのトゥールーズ入りすることが正式発表されました。2022年までの契約で移籍金は300万ユーロ(約3億7000万円)と報じられています。背番号は鹿島アントラーズや日本代表でもつけた「3」に決まりました。
(@toulousefc instagram)
(@toulousefc instagram)
昌子源のトゥールーズ入団によって、現在はオリンピック・マルセイユの酒井宏樹、ストラスブールの川島永嗣と3人の選手がリーグ・アンのクラブに所属となりました。
今回、昌子源が加入したトゥールーズの街はどんなところなのか、いつか行ってみたいなという希望も込めて少し調べてみました。
バラ色の都市トゥールーズとは
スペイン国境にほど近いフランス南西部に位置し、赤いレンガを使った建築物が多いことから「バラ色の都市」と呼ばれているそうです。また学校も多くフランスでも有数の学生の都市でもあり、パリなどに比べると落ち着いて物価も安いようなので住むのにも良さそうです。
(@toulouz_1 instagram)
(@toulousefr instagram)
ガロンヌ川にかかるポン=ヌフ橋の美しい風景(@toulousefr instagram)
市庁舎
街の中心部キャピトル広場にある市庁舎の大広間は宮殿か美術館さながらの美しい絵画や装飾に彩られ、結婚式など行事で使用されていないときは自由に見学できるようです。
(@toulousefr instagram)
サン・セルナン大聖堂
世界遺産にも登録されている11世紀に建てられたフランス最大のロマネスク様式の建物。キリスト教徒の巡礼地サンティアゴ・デ・コンポステーラへの要所として多くの巡礼者が集まったそうです。
(@visiteztoulouse instagram)
航空産業
トゥールーズにはボーイング社と並ぶ旅客機の製造メーカー、エアバス社の本社がありエアバス社工場見学ツアーやコンコルドなどの本物の機体が展示されている「アエロスコピア博物館」、また宇宙科学教育を目的としたテーマパーク「Cite de l'espace(センターシテ・ド・レスパス)」など航空・宇宙関連のスポットがあり、航空ファンのみならず観光客に人気だそうです。
(@citeespace instagram)
スミレが名物
19世紀イタリアに従軍した兵士が戦地からスミレの種を持ち帰って広めたのが発端と言われており現在ではトゥールーズの特産物としてスミレを使ったお菓子や化粧品など多くの製品が作られているそうです。
トゥールーズのチームカラーも紫のスミレ色と白
(@toulousefc instagram)
美食の都トゥールーズ
今世界で最も注目を集める美食の地バスク地方とも近いトゥールーズはフランス有数の食の都としても有名。鴨やガチョウ、フォアグラ、ソーセージや生ハムなど肉の加工品が名産で白いんげん豆、ソーセージとカモ(又はガチョウ)を土鍋で煮込んだカスレという郷土料理が名物だそうです。
フォアグラ!!(@acrexperiences instagram)
生ハム(@monsieur_georges_tlse instagram)
スタジアム・ミュニシパル・ドゥ・トゥールーズ
トゥールーズの本拠地はスタジアム・ミュニシパル・ドゥ・トゥールーズ。ここは1998年ワールドカップフランス大会の日本対アルゼンチン戦の会場で、日本代表が初めてワールドカップの試合を戦った地でもあります。そんな日本サッカーゆかりの地で昌子選手が活躍してくれると嬉しいですね。
(@toulousefc instagram)
トゥールーズはバラ色に統一された美しい街並みで食べ物もすごく美味しそう。とっても魅力的な街ですね。できたら昌子選手の応援に現地観戦も含めトゥールーズを旅してみたいですねぇ。
【関連】
《ヴェロドロームへ!オリンピック・マルセイユ現地観戦レポート》
《パルク・デ・プランスでPSG現地観戦 行き方スタジアムの雰囲気など》
ディフェンスの選手が海外クラブでプレーするのは大変だと思います。特に身体能力が高いアフリカ系の選手が多いリーグ・アンは対応するまでに時間がかかるかもしれませんが、そこで得るものはかなり大きいと思います。ワールドカップロシア大会のベルギー敗戦後に昌子選手が地面を叩いて悔しがる姿は強く印象に残っていますが、きっとフランスで経験を積んで大きな選手に成長してくれるのではないかと期待しています。