オランダ発のフットボールカルチャー誌「Panenka Magazine(パネンカ マガジン)」の日本語版が創刊されました。
Panenka magazineはヨーロッパのフットボールカルチャーを愛する人のためのフットボールマガジンである。
これを手に取れば特徴的なスタジアムやサポーターだけが集まるカフェ、輝かしい過去の歴史があるクラブに出会えるはずだ。
マガジンのキーワードは3つ。Football Romance・Fan Culture・Stadium Experienceである。
「Panenka Magazine Japan」公式サイトより引用
この雑誌は2014年にオランダで創刊された雑誌だそうなのですが、日本では国内外を含めて各国のリーグやクラブ、選手個人、または深く戦術を扱ったものなどの読み物はたくさんありますが、サッカー"カルチャー”がメインという雑誌はあまりないので興味を惹かれました。
ダイナミックな写真と共に作り手である編集長のTom Bodde氏らの観戦記やサッカーに関わっている人々=サポーターでありスタッフであり町そのもののレポートはヨーロッパの人々にとってサッカーが生活であり文化であるという側面を改めて感じさせられます。編集者らはユベントス対ナポリという大きなクラブの試合から地方の寂れたスタジアムまで足を運びヨーロッパ各地で観戦レポートしているのですが、読んでいるとヨーロッパへ行き熱いサポーターに混じって現地観戦したくなってきます。
先日行われた2017-18シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)で決勝を戦った英プレミアリーグのクラブ、リバプールが過去に直面した最大の悲劇「ヒルズボロの悲劇」から25年の追悼式目(2014年4月15日)のレポートはぜひ必読。リバプールの人々にとってこのクラブが単なる町のプロサッカーチームではないことが伝わってくるでしょう。
ペナルティキック(PK)のテクニックの名前の由来でもありこの雑誌名にもなっているアントニーン・パネンカ氏へのインタビューは、少しの皮肉が効いていながら、でも真摯な人物で面白かったです。にわかの私は全然知らない人だったのですがこうやってフットボールの歴史を1つずつ知ることができるのというのもいいですよね。
ヨーロッパ発ということで直に現地の空気を感じることができヨーロッパサッカーファンにとってはなかなか貴重な雑誌なのではと思います。
次号以降も楽しみです。
AmazonからAmazon Kindle版のみで購入可能です。
https://www.panenka-magazine.jp
「Panenka Magazine Japan」公式サイト