NETFLIX(ネットフリックス)を見ていたらリストの中に「アントワーヌ・グリーズマン: レジェンドの誕生」というドキュメンタリー番組を見つけました。
Le documentaire « Antoine Griezmann : Champion du monde » maintenant disponible sur Netflix. ⭐⭐ pic.twitter.com/t4hhHrSuNP
— Antoine Griezmann (@AntoGriezmann) 2019年3月21日
(@AntoGriezmann Twitter)
挫折の末に掴んだ栄光
サッカー選手としては一際、細く華奢で決して身体能力に優れているとは言えないアントワーヌ・グリーズマンがどのようにトップまで上り詰めたのか、グリーズマン本人のインタビュー他、父親やアトレティコ・マドリード、フランス代表のチームメイト、フランス代表ディディエ・デシャン監督ら関係者のインタビューから語られます。
ドキュメンタリーは彼の幼少期から現在までのキャリアとフランス代表が2018年ワールドカップロシア大会で優勝するまでの軌跡が並行して進行します。グリーズマンのサッカーキャリアは決して順風満帆だったわけではなく多くの挫折や苦労を重ねて現在のトッププレヤーの地位を手にしました。そして彼本人だけでなく、まだ14歳だった息子を故郷フランスから言葉も分からないスペインへと送り出したご両親の苦悩も計り知れません。
レ・ブルーの救世主
印象的だったのは、1998年のワールドカップ優勝後フランス国民の代表への関心は徐々に薄れ期待もされていなかった中で、2014年ワールドカップブラジル大会の準々決勝ドイツに1-0で敗退した時、まだ顔に幼さが残るグリーズマンが人目をはばからず泣いている姿がフランス人の心に響いたという証言。
体もそれほど大きくないグリーズマンが全力でプレーしサポーターと共に喜ぶ姿に心を掴まれる。多くの人々から愛される彼のアイドル性を感じます。「彼は誰とでも上手くやれるし社交的」とのデシャン監督の発言が出てきますが、それは生まれつき持ち合わせた資質かもしれませんし、たった14歳で親元を離れた彼が身に付けた処世術なのかもしれませんが、そういう彼の持つチャーミングさは周囲の人たちの助けを得るのにも役立っているのでしょう。
ワールドカップ覇者へ
攻撃においても、守備においても常に気を配り献身的にチームに尽くすプレーは現在所属するアトレティコ・マドリードでディエゴ・シメオネ監督に叩き込まれたものとドキュメンタリーの中にもありますが、フランス代表においても特に今回のワールドカップではその姿勢が顕著に見られたように思いますし、グリーズマンだけでなくフランス代表の選手たちが一人一人きちんと与えられた役割を果たしたからこそフランスが優勝カップを手にしたんだろうなと感じます。
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彼のファンがこのドキュメンタリーを見ると改めてさらに好きになるでしょうし、それほど好きじゃない人でもきっと彼を見る目が少し変わるのではないかと思います。
Il a bien grandi @AntoGriezmann (joyeux anniversaire, au passage). Le documentaire “Antoine Griezmann : Champion du monde” est dispo. pic.twitter.com/UEx4dj0O4Y
— Netflix France (@NetflixFR) 2019年3月21日
小さい時のグリーズマン可愛い!(@NetflixFR Twitter)
また、ドキュメンタリーでは2018年ロシア大会期間中の練習風景やドレッシングルームの様子など普段なかなか見ることが出来ない映像も見られるのもサッカーファンには嬉しいです。
興味がある方はぜひNETFLIXでご覧になってみてはいかがでしょう。