先日の対コロンビア戦でワールドカップデビューを飾った日本代表右サイドバックの酒井宏樹。前回ブラジル大会ではメンバーに選ばれていたものの内田篤人の控えで出場機会がありませんでした。
試合ではコロンビアの巧みな攻撃を安定した守備で抑え、後半には積極的に攻め上がり惜しいクロスとシュートを見せ攻守ともに力強い働きを見せました。
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酒井宏樹はその控えめで謙虚な性格とプロ意識の高さから所属するフランス リーグ・アンのオリンピック・マルセイユでも選手やファンから愛されており、日本の試合中にもチームメイトでU-21フランス代表のマキシム・ロペスはTwitterで酒井のことを「モンスター僕のお気に入りの選手」と投稿
Monster my favourite player @hi04ro30ki 🇯🇵
— Maxime Lopez (@lopezmaxime1) 2018年6月19日
それに対して酒井宏樹と右サイドでコンビを組むフランス代表メンバーでもあるフロリアン・トヴァンが「I Love you」と返すとマキシム・ロペスが「ライバル」と返信する可愛らしいやりとりが。
Contendeeeeer ❤️❤️
— Maxime Lopez (@lopezmaxime1) 2018年6月19日
Thank you my friends😊🙏
— Hiroki.Sakai 酒井宏樹 (@hi04ro30ki) 2018年6月19日
そして同じくチームメイトのアルゼンチン人FWルーカス・オカンポスも「行け ヒロ」と声援を送っていました。
Vamos hirooo ⚔️ pic.twitter.com/2Lj8ZOLAJW
— Lucas Ocampos (@Locampos15) 2018年6月19日
見事2-1で日本代表がコロンビアに勝利し、試合後には
「我らマルセイユのサムライ」
「良くやった!私のサムライ」
「ブラボー、ヒロキ」
「日本代表おめでとう!この勝利にふさわしい!」
「日本代表おめでとう、なんて素晴らしい闘争心だ。」
「頑張れ!ヒロキ」
などマルセイユのサポータ達からフランス語や英語での祝福の書き込みが多数ありました。
エリック・カントナや現フランス代表監督ディディエ・デシャンらが在籍したフランスで最も人気があり一番厳しいといわれるクラブ、マルセイユのサポーターたちの心をしっかり掴んでいる酒井宏樹。フランスからの彼へ、そして日本代表への声援は嬉しいですね。
W杯が始まる前に酒井宏樹の著書「リセットする力 「自然と心が強くなる」考え方46」を読んだのですが、プロデビューしたJリーグ柏レイソルから初の海外挑戦となったドイツのハノーファーでの経験を経てフランスの名門マルセイユでレギュラーの座を勝ち取るまでにどのように気持ちの持ち方を変化させていったのか、また逆に変わらない信念などが綴られています。さらに今回のW杯アジア予選や親善試合の闘いの様子にも少し触れており選手側からの見え方や考えを知ることができ興味深かったです。
リセットする力 「自然と心が強くなる」考え方46
本の印税は恵まれない子供達や難病を抱えている子供達を支援する団体に全額寄付されるそうです。興味あるかたはぜひこのW杯で盛り上がっているこの機会に読んで見てはいかがでしょう。