６日〜7日に行われたCL(チャンピオンズリーグ)ベスト８進出をかけた２ndレグはどのスタジアムも白熱した良い試合になりました。中でも特に、落ち着いた試合運びで安定した強さを見せたレアル・マドリードと不利な状況から驚異的な集中力で勝利をもぎとったユベントスの２チームは勝利への強い意識、まさに勝者のメンタリティを感じました。
(@juventus instagram)
さて、今シーズンCL優勝を目標に掲げ、500億円以上もの大金をかけネイマールとキリアン・ムバッペを獲得したにも関わらず、ベスト16で敗退してしまったパリ・サンジェルマン。2月25日のリーグ・アン第27節のマルセイユ戦で負傷したネイマ－ルを欠いたのも痛かったのかもしれません。ただ逆にむしろネイマールがいないことでチームの結束が高まって意外と良いかも、とも思っていたのですがやはり百戦錬磨のレアル・マドリード相手の前にはそう簡単にはいきませんでした。
そして指揮官ウナイ・エメリ監督の今シーズン限りでの解任はどうやら決定的となったようです。5日の試合、76分から途中出場したドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーもドイツのテレビのインタビューで先日の試合での監督の戦術について批判をしていたとのこと。状況が悪くなると選手からもこうした発言が出てきちゃうんですね。
英「METEO」サイトによると後任の監督候補には現在CL圏外の5位と苦戦しているプレミアリーグ、チェルシー監督のアントニオ・コンテ、そして現トッテナム監督のマウリシオ・ポチェッティーノの名前が上がっています。ポチェッティーノ監督はやはり今シーズンでチームを去ると噂されるレアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督の有力な後任候補との報道もありますがさて、どうなるでしょうか。
アントニオ・コンテ監督(@chelseafc instagram)
マウリシオ・ポチェッティーノ(@spursofficial instagram)
そしてこの敗北で監督探しと同じく、補強選手のリストアップも始まっているようです。コンテ監督がパリに来るかどうかに関わらずチェルシーのフランス代表MFエンゴロ・カンテがPSGの補強候補の1番手とのこと。ただしカンテはチェルシーがもしCL出場権を逃したとしてもチェルシーからの移籍を望まないだろうと「イブニングスタンダード」では主張しています。
さらにGKのティボー・クルトワとはすでにクルトワの父親とパリ・サンジェルマンの間で非公式な話し合いが持たれとのことです。またクルトワと同じベルギー代表のエデン・アザールも長期的なターゲットの1人です。2人とも現時点ではPSG入りに熱心ではないとのことですがアザールはレアルへの移籍も噂されていますしチェルシーに残留するかどうかその去就は不透明です。