数年前まではほぼ固定メンバーが決まっていたイメージのレアル・マドリードですがこの1〜2年は久保建英と同世代の若い選手が続々と加入しています。
ロドリゴ
現在のところ、久保建英と外国人枠の席を争うことになりそうなロドリゴ。ブラジル代表FWネイマールと同じくブラジルの名門サントス出身ということから「小さなネイマール」とも呼ばれています。
小柄でまだまだ華奢な体つきですが、体の使い方がうまくブラジル人選手独特のリズム感のあるプレーでテクニックはすでに完成されたものがあります。
(@realmadrid instagram)
プレシーズン中、久保同様に積極的に使われていましたが得点も含め随所で光るプレーを見せジダン監督へのアピールも申し分なかったように思います。
ヴィニシウスJR
2017年ヴィニシウスがまだ16歳の時に4500万ユーロ(約55億円)という移籍金でレアル・マドリードが獲得し、移籍可能年齢の18歳となった昨シーズン、ロドリゴや久保建英よりも一足早くトップチームデビューを果たしました。
シュート精度なやポジショニングなどまだまだ課題はありますが、テクニックは素晴らしいですし一瞬で流れを変える起爆剤となるプレーで18歳にして昨シーズン低調だったレアルマドリードの攻撃を牽引するシーンも多く見られました。
(@viniciusjunior instagram)
フェデリコ・バルベルデ
豊富な運動量で枝から枝に移り飛ぶようにピッチを縦横無尽に駆け回るプレーからついた「パハリート(小鳥)」というニックネームとは対照的に、身長182cmでがっちりした体格をしており守備にも定評があります。
ウルグアイのペニャロールの下部組織時代から複数のビッグクラブに注目されていましたが、16歳の時にレアル・マドリードが引き抜き2016年移籍可能になった18歳で正式加入しました。2017-18シーズンにはデポルティーボへレンタル移籍し1部リーグデビューを果たしました。
(@fedeevalverde instagram)
ウルグアイ代表としても2017年U-20ワールドカップでシルバーボールに輝く活躍をしたのを始め、先日行われたコパ・アメリカ2019でも存在感を見せました。エディンソン・カバーニ、ルイス・スアレス、ディエゴ・ゴディンら百戦錬磨のウルグアイ代表の先輩選手たちがいる代表チームでも揉まれてさらにスキルアップしていきそうですね。
ルカ・ヨヴィッチ
昨シーズンは元日本代表キャプテン長谷部誠が所属する独ブンデスリーガ、フランクフルトで活躍したセルビア代表のストライカー。両足が同じように使える両利きの選手で左右どちらからも同じような精度のシュートが打てるというのは対戦相手にとっては驚異的でしょう。また当たり負けしないフィジカルの強さ、バランス感覚と優れた身体能力を持った選手です。
レアル・マドリードの前線はかなりの大渋滞なのでヨヴィッチも熾烈なレギュラー争いに勝つためには早く結果を出したいところだと思います。
(@lukajovic instagram)
今のレアル・マドリードは実力も経験も兼ね備えたベテラン選手と、加入したばかりの若い選手たちとの新しいチーム作りが始まる過渡期という感じでしょうか。うまく融合すればまた新しい時代が作られる、そんな予感がします。
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当初Bチームであるカスティージャでの登録を予定していた久保建英ですが、どうやらレアル・マドリードOBでもある元ブラジル代表ロナウドがオーナーを務めるバリャドリードへのレンタル移籍の可能性が高くなったようです。トップで多くの試合を詰めるのはきっと良い経験になると思いますし、1部のリーグに移籍なら多分私たちも日本からでも試合が見やすくなると思うのでそれはそれで嬉しいかな。